日経平均が+784.53円上がりました。3日続伸です。
でも今日、僕が一番長く見ていたのは終値ではありません。68,799.71円と68,798.24円、この2つの数字です。
上が今日の9時21分につけた高値。下が7月15日の高値。差は1.47円。今日の相場は、7月15日にぶつかった天井をほんのわずかに超えた瞬間から、下を向きました。
前回の仮説チェック
仮説①: 今夜の米CPIが市場予想を上回ると、明日の東京では半導体と銀行が逆方向に動く トリガー: 8/13に東京エレクトロン・アドバンテストがマイナス、かつ銀行業がプラス 結果: ❌ 否定された 学び: 米7月CPIは前年比+3.4%で予想と一致したため、仮説の前提そのものが発動しませんでした。そのうえで半導体も銀行も両方プラス(電気機器+1.84%/銀行業+2.87%)。「両者が同じ方向に動く」という無効条件に当てはまったので、仮説は棄却です。前提が崩れた仮説を「未確定」に逃がすと検証が甘くなるので、無効条件を踏んだ時点で❌にします。
仮説②: 「直近の実績が市場予想に届かないと売られる」型は続く トリガー: 8/13以降に決算を出す銘柄で、この型に当てはまるものが発表当日マイナスで引ける 結果: ⏳ 未確定 学び: 今日発表された決算に、この型を試せる材料が出ませんでした。TOPPANホールディングス(4-6月期の純利益2.3倍、+10.78%)も弁護士ドットコム(4-6月期の営業利益37%増、ストップ高)も中身が良くて素直に買われた側です。Finatextホールディングスが-23.09%で値下がり率1位でしたが、これは前日発表の内容に対する反応で、しかも市場予想との比較が取れていません。型のカウントは9例目に進めず8例のままにします。数え方を緩めた瞬間に、この記録は意味を失うので。
仮説③: TOPIXの6日続伸は銀行次第で、銀行業がマイナスに転じた日に止まる トリガー: 銀行業がマイナスの日にTOPIXもマイナスで引ける 結果: ⏳ 未確定(トリガー未発生) 学び: 銀行業は+2.87%で33業種の上昇率トップ。マイナスに転じていないので、条件を試す日がまだ来ていません。TOPIXは7日続伸で連日の最高値更新。「銀行がプラス→TOPIX続伸」は2日連続で崩れていない、という事実だけが積み上がった状態です。
主要指数
・日経平均 68,308.59円(+784.53 / +1.16%)3日続伸 ・TOPIX 4,176.04(+37.04 / +0.89%)7日続伸・連日の最高値更新 ・東証グロース250 743.10(-2.58 / -0.35%)4営業日ぶり反落 ・東証プライム 値上がり64.9% / 値下がり32.0% ・売買代金 10兆206億円(売買高24億350万株) ・ドル円 159円台半ば(方向感なくもみ合い)
プライム市場の3社に2社が上がっています。これは「一部の銘柄だけが買われた日」ではありません。TOPIX(東証プライムのほぼ全銘柄を見る指数)が最高値を更新しているのも同じ話で、中身は広く買われていたと読めます。
引っかかるのは、その広さと今日の値動きが噛み合っていないことです。
相場を動かした3つのポイント
① 9時21分、7月15日の天井を1.47円だけ超えて折り返した
今日の日経平均の動きを時刻で並べると、こうなります。
| 時刻 | 日経平均 | 前日比 | |---|---|---| | 9:00(寄付) | 68,033.17円 | +509.11 | | 9:21(高値) | 68,799.71円 | +1,275.65 | | 11:30(前引け) | 68,609.92円 | +1,085.86 | | 13:38 | 68,745.42円 | +1,221.36 | | 14:50 | 約68,475円 | +951 | | 15:25 | 68,406.29円 | +882.23 | | 15:30(大引け) | 68,308.59円 | +784.53 |
朝の21分で+1,275円まで駆け上がって、そこが天井でした。大引けは+784.53円。上げ幅の491円、率にして38.5%が消えて終わったことになります。
そして、その天井の位置です。7月15日の高値は68,798.24円。今日の高値は68,799.71円。差は1.47円。前回この水準にぶつかって跳ね返された場所に、ほぼ1円の誤差で戻ってきて、また跳ね返された。9時21分という時刻の早さも含めて、「そこまでは買うけど、その上は買わない」という線が引かれているように見えます。
面白いのは、その後の落ち方です。13時38分の時点でまだ+1,221円ありました。剥がれた491円のうち437円、約9割は13時38分から大引けまでの2時間弱に集中しています。朝に一度天井を確認して、昼過ぎまでそこそこ持ちこたえて、最後の2時間で崩れた。
→ 僕のルール:過去に跳ね返された値段の近くで買わない。今日の1.47円差は偶然かもしれませんが、偶然かどうかを判定する方法を僕は持っていません。持っていない以上、「前回止まった場所」は毎回メモして、そこから上は次の日に持ち越して確かめる、という扱いにします。
② 上げ幅784円のうち460円は、たった2社
日経平均を何円押し上げたかを銘柄ごとに見ると、上位はこうなっています。
| 銘柄 | 押し上げた金額 | |---|---| | アドバンテスト | +335.49円 | | 東京エレクトロン | +124.70円 | | イビデン | +72.41円 | | 村田製作所 | +62.19円 | | TDK | +60.84円 |
アドバンテストと東京エレクトロンの2社だけで460.19円。今日の上げ幅784.53円の**58.7%**です。アドバンテスト1社で見ても、上げ幅の42.8%を稼いでいます。
ここで思い出したことがあります。3営業日前の8月10日、日経は+1,363円上がって、そのときも上げ幅の59%が2銘柄でした。日付も金額も違うのに、比率がほぼ同じ。同じ形が3営業日後にもう一度出たわけです。
一方で押し下げた側は、ファーストリテイリング-56.32円、ファナック-36.04円、コナミグループ-14.25円と、金額が小さい。今日の491円の剥落は「誰かが大きく売られたから」ではなく、上げていた銘柄が上げ幅を返したから、という説明のほうが数字と合います。
→ 僕のルール:日経平均が大きく動いた日は、必ず「上位2銘柄で何%か」を計算してから記事に書く。50%を超えていたら、それは「日本株が上がった」ではなく「その2社が上がった」と自分の中で言い換える。指数の数字をそのまま感想にしないための、いちばん簡単な手続きです。
③ 銀行が2日連続で、小数点までぴったり+2.87%
33業種の上昇率トップは銀行業で+2.87%でした。ここまでは普通の話です。
ただ、**前日8月12日の銀行業も+2.87%**でした。指数の値で確認すると、8月11日終値からの8月12日が746.06、そこから8月13日が767.5。767.5 ÷ 746.06 = 1.0287。2日連続で、小数第2位まで同じ上昇率です。
これは意味のある一致ではなく、ただの偶然だと思います。ただ、こういう数字を見つけたときに「何か意味があるのでは」と考え始めると、たいてい話がおかしくなる。偶然を偶然として記録しておくのも練習だと思って書いています。
中身のほうは意味があります。銀行が買われている理由として市場で言われているのは、日銀の追加利上げ観測(日本の金利が上がるという見方)です。金利が上がると銀行の稼ぎが増えやすいので、この見方が続く限り銀行株は買われやすい。実際、日本の10年国債の利回りは2.870%で前日から+0.030%上がっています。利上げの見方が消えていないことが、金利の数字のほうでも確認できる状態です。
→ 僕のルール:株の値動きで語られている理由(今回なら「利上げ観測」)は、必ず金利そのものの数字で裏を取る。株だけ動いて金利が動いていないなら、それは利上げの話ではなく別の理由です。
セクターの強弱——「何が買われて、何が売られたか」
買われたのは金利と機械、売られたのは素材と自動車、という並びでした。
| 上昇上位 | 騰落率 | |---|---| | 銀行業 | +2.87% | | ガラス・土石製品 | +1.86% | | 電気機器 | +1.84% | | 金属製品 | +1.73% | | 機械 | +1.66% |
| 下落上位 | 騰落率 | |---|---| | ゴム製品 | -1.79% | | 鉄鋼 | -1.14% | | その他製品 | -0.64% | | 輸送用機器 | -0.58% | | 鉱業 | -0.53% |
電気機器(半導体が多く入る業種)と機械が上位にいて、鉄鋼・ゴム製品・輸送用機器(自動車)が下位。AIや半導体にお金が向かって、昔ながらの重い産業から抜けている構図です。この向きは今週ずっと変わっていません。
ひとつ引っかかるのは、東証グロース250(新しめの小さい会社が多い市場)が-0.35%で4営業日ぶりに下げたことです。プライムの3社に2社が上がった日に、小さい会社の指数だけ下がった。買いの範囲は広かったけれど、大きい会社の中で広かったということだと読んでいます。
売買代金上位・注目銘柄
売買代金(その日いくら分売り買いされたか)の上位5社は、半導体で埋まりました。
・1位 キオクシアホールディングス 51,800円(+3.87%) ・2位 フジクラ 5,760円(-0.69%) ・3位 太陽誘電 ・4位 村田製作所 ・5位 アドバンテスト
上位5社のうち4社が半導体・電子部品まわりです。ただし2位のフジクラはマイナスで引けています。いちばん売り買いされた銘柄群の中でも、上がったものと下がったものが分かれた。「半導体が全部買われた日」ではありませんでした。
出来高(売買された株数)で見ると別の顔が出ます。1位ランド、3位オンコセラピー・サイエンスと、株価が10円・20円の銘柄が並び、**4位に日経平均ベア2倍上場投信(日経平均が下がると値上がりする商品)**が入っています。この商品が-2.00%ということは、日経が上がって損した側です。上がる日に、下がったら儲かる商品がこれだけ売り買いされている。上を見ている人と下を見ている人が、両方いた日でした。
個別株で目立った動き
ストップ高が15銘柄、ストップ安が4銘柄。決算で明暗が分かれました。
買われた側
・TOPPANホールディングス(7911) 5,448円(+530円 / +10.78%)── 4-6月期の純利益が2.3倍。一時ストップ高 ・弁護士ドットコム(6027) 3,150円(+500円 / +18.87%)── 4-6月期の営業利益37%増。契約書を電子化するサービスが伸びた。ストップ高でプライムの値上がり率1位 ・THECOO(4255) 3,200円(+18.56%)── 今期の純利益予想を2億5,000万円→6億1,000万円(2.44倍)に引き上げ。前期の実績と比べると3.5倍 ・ウルフハンド(194A) 1,900円(+26.67%)── 営業利益39%増に加えて初配当
売られた側
・Finatextホールディングス(4419) 1,269円(-381円 / -23.09%)── 4-6月期の営業利益16%減。値下がり率1位 ・エクサウィザーズ(4259) 692円(-17.81%)── ストップ安 ・フィーチャ(4052) 583円(-20.46%)── ストップ安
今日おもしろかったのは、**三越伊勢丹ホールディングス(3099)**です。4-6月期の営業利益が20.6%増で四半期として過去最高、通期の純利益予想も上方修正、さらに10月1日付で株式を1株→2株に分割して株主優待も拡充すると発表しました。材料をこれだけ並べた会社が同じ日に出ている一方で、Finatextは減益ひとつで-23%。同じ「決算発表日」でも、中身の方向で株価の反応が真っ二つに割れるのがこの時期です。
為替と外部環境
・ドル円 159円台半ば(朝の安値159.24円→159.40円台へ戻す) ・ユーロ円 183.62〜183.78円 ・米国8/12:ダウ53,770.27(-0.04%)/ナスダック26,588.49(+0.54%)/S&P500 7,748.50(+0.26%) ・米10年国債利回り 4.69% ・日本10年国債利回り 2.870%(+0.030%) ・上海総合 3,926.96(-0.50%)/香港ハンセン 25,396.51(-0.17%)/韓国KOSPI +3.56%(4日続伸) ・WTI原油 83ドル台に上昇(約1カ月ぶりの高値圏) ・金(NY先物・8/12終値) 4,467.5ドル(+26.4)
今日の東京の追い風は、前日の米国から来ています。米7月のCPI(物価の上がり方)が前年比+3.4%で予想通りだったため、「アメリカの利上げが早まる」という警戒が引きました。それでナスダックと半導体が買われ、その流れを東京が引き継いだ。寄り付きから+509円で始まったのは、この引き継ぎ分です。
一方で、原油が上がっています。WTIが83ドル台に乗せて、約1カ月ぶりの高値圏。理由として挙げられているのがホルムズ海峡(中東の原油が通る海の細い通り道)の航行への不安です。原油が上がると物価が上がりやすく、物価が上がると利下げが遠のくので、株にとっては素直な追い風ではありません。
隣の韓国が+3.56%の4日続伸で、サムスン電子やSKハイニックスといった半導体株が引っ張っています。日本の半導体が朝から買われた背景には、この韓国の強さもあったと見ています。逆に中国は上海・香港ともマイナスで、アジアの中でも半導体を持つ国と持たない国で分かれた日でした。
テクニカルで見る今の位置
TradingViewで日経平均とTOPIXの連動ETFを見ると、同じ日本株なのに立ち位置がはっきり違います。
・日経225 ETF(1321) 70,730円(+1.13%) RSI 57.94(買われすぎ・売られすぎを0〜100で測る指標。70超で買われすぎ、30割れで売られすぎ)→ 真ん中あたりで、まだ余裕がある MACD -134(Signal -716 / Histogram +582)→ マイナス圏にいながら、平均線を上に抜けた形 移動平均線との差:短期+3.95% / 中期+1.58% / 長期+2.87%
・TOPIX ETF(1306) 435.4円(+0.81%) RSI 62.12 → 中立からやや強め MACD 2.3(Signal 0.2 / Histogram 2.0)→ プラス圏で平均線の上 移動平均線との差:短期+2.94% / 中期+0.87% / 長期+0.09%
MACDは「上がる勢いと下がる勢いのどちらが強いか」を見る指標で、0より上か下かで意味が変わります。TOPIX側は0より上、日経側は0より下。つまり日経は下げの勢いが弱まって上を向き始めたばかりで、TOPIXはすでに上向きの中にいる。
これは指数の実際の位置とも合っています。TOPIXは今日、連日の最高値更新。対する日経平均は、6月22日の年初来高値72,831.73円から見るとまだ6.2%下です。同じ日本株なのに、片方は過去最高で、片方は戻り途中。
そう考えると、9時21分に7月15日の高値ではね返されたのも筋が通ります。**日経にとっての68,800円は「最高値の更新」ではなく「前回失敗した場所の再挑戦」**でした。
もうひとつ気になったのが、日経平均VIという指標です。これは「この先1ヶ月で日経平均がどれくらい大きく動きそうか」という市場の予想値で、今日は32.26(+0.20)。株価が784円も上がった日なのに、この予想値は上がっている。中東情勢への警戒が理由として挙げられています。上がったのに、警戒は解けていない。今日の値動きと、いちばん整合する数字がこれでした。
※テクニカル分析はTradingViewのリアルタイムデータに基づく。ボリンジャーバンドは今回、設定されていた計算式の意味を確認できなかったため読み取りから外しました。投資判断は自己責任で。
全体像:中身は広く買われたのに、上値だけ削られた日
今日の因果はこう整理できます。前日の米CPIが予想通り → アメリカの利上げ警戒が後退 → ナスダックと半導体が上昇 → 韓国の半導体株も4日続伸 → 東京は寄り付きから+509円 → 半導体主導で9時21分に+1,275円。ここまでは素直な流れです。
問題はその先で、そこが7月15日にぶつかった天井の1.47円上でした。以降は上値が重くなり、13時38分の+1,221円から引けまでの2時間弱で437円を返して、+784円で終了。
中身を見ると、プライムの64.9%が上昇、TOPIXは7日続伸で最高値、銀行が+2.87%で業種トップ。買われた範囲は今週いちばん広いくらいです。それでも指数の上値は削られ、値動きの予想指数(日経平均VI)はむしろ上がった。
こういう相場で僕が意識しているのは、「広さ」と「高さ」を別々に記録することです。今日は広さが十分で、高さが足りなかった。この2つを1行に混ぜて「強い日だった」と書いてしまうと、明日以降にどちらが崩れたのか分からなくなります。上げ幅の58.7%が2社という事実も、広さの話ではなく高さの話です。指数を持ち上げたのは2社で、広さを作ったのはそれ以外の銘柄。別々に動いているものを、別々に数えておく。
今日の迷い・判断メモ
迷ったポイント: 9時21分の高値が7月15日の高値の1.47円上だと気づいたとき、これを記事の一番上に置いていいのか迷いました。1.47円は日経平均の0.002%です。「ほぼ同じ値段」と言えるほど近いのか、それとも自分が意味を見つけたくて後から線を引いているだけなのか、判断がつきませんでした。
結局どう考えたか: 置くことにしましたが、理由の説明はしないという条件をつけました。「この水準に売りが待っていた」と書けば因果の説明になりますが、僕はその売り注文を見ていません。見たのは「前回止まった値段のすぐ上で今回も止まった」という事実だけです。事実の記録と、理由の推測を、同じ文に入れない。今日はここだけ気をつけました。
後から振り返って: 銀行の2日連続+2.87%を見つけたときに「これも何かあるのでは」と一瞬考えてしまったのが、自分でよくなかったと思います。1.47円のほうは意味があると考え、2.87%のほうは偶然と考えた。その線引きの根拠を説明できるかというと、正直あやしい。片方は「同じ値段で2回止まった」という位置の話で、もう片方は「たまたま同じ比率だった」という計算結果の話だから、と後から整理はしましたが、先に結論を決めてから理由を作った順番になっていた気がします。次に似た数字を見つけたときは、先に「これは位置の話か、計算結果の話か」を判定してから記事に入れるかを決めます。
自分なら何を確認してから動くか
- 明日、日経が68,800円を終値で超えられるかを見る。7月15日と今日、2回止まった場所です。3回目も止まるなら当分の上限として扱い、超えるなら「2回の失敗は通過点だった」と記録を書き換える。ザラ場中の一瞬の突破では判定しない
- 上げた日に、上位2銘柄で上げ幅の何%かを毎回計算する。8/10が59%、今日が58.7%。この数字が下がってくるなら、上げの中身が2社から他に移ったということなので、そのタイミングをメモに残す
- 日経平均VIが32台に留まるかを見る。株が上がっているのに警戒の数字が下がらない状態が続くなら、それは「上がっているけど誰も安心していない」ということ。ここが下がってから考えても遅くない、という前提で動く
明日(8/14)の観測ポイント
① 仮説:68,800円付近は当面の上限として機能し、日経は終値でここを超えられない トリガー:8/14の日経平均が終値で68,800円未満で引ける 無効条件:終値で68,800円を超える → 僕のルール:2回止まった値段は上限候補、3回目で確定、超えたら白紙に戻す。回数を数えるだけで、理由は考えません。理由を先に作ると、超えたときに認めるのが遅れるので。
② 仮説:今日の491円の剥落は「上げていた銘柄が上げ幅を返した」だけで、売りが出たわけではない。だとすれば明日、半導体は再び買われる トリガー:8/14にアドバンテスト・東京エレクトロンがプラスで引け、電気機器が業種上位に残る 無効条件:半導体がマイナスで、かつ売買代金の上位から半導体が抜ける → 僕のルール:「売られた」と「上げ幅を返した」を言葉で区別する。押し下げた側の金額(今日はファーストリテイリングの-56円が最大)が小さいうちは、後者として扱います。
③ 仮説:TOPIXの続伸は銀行が支えており、銀行業がマイナスに転じた日に止まる(8/12から継続中・トリガー未発生) トリガー:銀行業がマイナスの日にTOPIXもマイナスで引ける 無効条件:銀行業がマイナスでもTOPIXがプラスを保つ → 僕のルール:トリガーが発生しなかった仮説は、結論を出さずにそのまま持ち越す。3日でも4日でも、条件が来るまで待つ。待てないと「たぶんこうだろう」で埋めてしまうので。
なお今夜はアメリカで7月のPPI(企業間で取引されるモノの値段)が発表されます。市場予想は前年比+4.9%。今日の東京は前日のCPIを見た後の買いなので、明日は今夜のPPI次第でまた前提が変わります。
明日この仮説がどうなったか、また振り返ります。気になることがあればコメントで。
今日の3語メモ
「7月15日の高値を1.47円だけ超えて折り返し」「上げ幅784円の58.7%はアドバンテストと東エレクの2社」「株は+784円なのに日経平均VIは上昇」 — この3つを覚えておけば、8月13日の日本株は思い出せます。前に止まった場所でまた止まった日、指数を動かしたのが2社だけという形が3営業日で2回出た日、そして買われながら警戒が解けなかった日、と。
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この記事はjiyon(@jiyon_kizuku)の相場振り返りシリーズです。 投資判断は自己責任でお願いします。データは2026年8月13日時点のものです。
セクター別騰落率は16:10時点、日中の時刻別の値は個人ブログの時刻付きログ(高値・終値は複数ソースで一致を確認済み)に基づきます。東証プライムの値上がり・値下がりは比率のみ公表分を使用し、実数は取得できていません。売買代金上位は順位のみで金額は未取得です。ストップ高15銘柄・ストップ安4銘柄のうち、銘柄名を特定できたのはそれぞれ12銘柄・3銘柄です。WTI原油は「83ドル台・約1カ月ぶり高値圏」までを確認し、日中の正確な高値と比較基準日は特定できていません。台湾加権指数の当日終値と信用取引残高は取得できていません。
