原油-8%と半導体-11%が同じ日に来てS&P500は+0.02%、その裏で時価総額1位が入れ替わった|7月27日 米国株分析
今日のアメリカ株は、S&P500が+1.20ポイント(+0.02%)。数字だけ見れば、ほとんど何も動いていません。でも今日は「動かなかった日」ではなくて、大きな出来事が2つ、逆向きに同じ日に来て、たまたま打ち消し合った日でした。
片方は原油です。 米国とイランの攻撃が2日続けて止まったことで、WTI原油が -8%超まで急落しました。もう片方は半導体です。 サンディスク(SanDisk)が -11.02%を先頭に、AMD -5.17%、NVIDIA -4.99% と大きく売られました。ダウは +0.51%、ナスダックは -0.18% と方向が割れています。
さらに一歩引くと、今日いちばん大きな出来事は指数の中には出ていません。報道ベースですが、AppleがNVIDIAを抜いて時価総額1位になりました。指数が+0.02%で終わった日に、世界で一番大きい会社が入れ替わっている。この落差が今日のすべてだと思っています。
前回の仮説チェック
前回(7/24)の記事で立てた3つの仮説を、今日のデータで答え合わせします。
① 仮説: 7/24のメモリ株安が「韓国発の1日イベント」なら、週明け7/27にSanDisk・Micronは反発する トリガー: 7/27にMU・SNDKがともに陽線引け → 1日イベント確定 結果: ❌ 否定。SNDK -11.02%($1,436.56→$1,278.23)、MU -2.25%($900.20)。両方とも下落し、2営業日続落となった 学び: 反発しなかったこと以上に重要だったのは、下げの理由が2日で入れ替わっていたことです。7/24は韓国のメモリ会社発、7/27は「中国のメモリ会社が上海の株式市場に新規上場して大きな資金を集めた」という話。震源が違うのに、同じ方向に同じくらいの規模で売られました。1日イベント説が消えただけでなく、「特定の国・特定の会社の話」という枠組み自体が怪しくなっています。構造の話かどうかは3営業日目(7/28)で判定します。
② 仮説: 7/29 FOMCで利上げが実施された場合、7/24にいちばん買われた不動産(+2.32%)が最も大きく巻き戻される トリガー: FOMC当日〜翌日に不動産セクターが-2%以上 結果: ⏳ 未確定。FOMCは7/29でまだ来ていません。加えて今日は、不動産セクターの騰落率そのものが取得できませんでした(7/27の終値だと日付を確認できるソースが見つからず) 学び: 検証したくてもデータが取れない日がある、ということ自体が学びでした。「たぶんこうだった」で埋めると、後から読み返したときに何が事実で何が推測か分からなくなる。取れなかったものは取れなかったと書きます。
③ 仮説: Intelの-7.89%が「設備投資の上振れを嫌う」という一貫した型なら、来週決算を出す半導体・AI関連も同じ反応をする トリガー: 「Beat+設備投資引き上げ」の銘柄が下落 → 型として確認 結果: ⏳ 未確定。今日決算を出したのはAmkorとCadenceで、どちらも「設備投資の引き上げ」が論点になる決算ではありませんでした 学び: 検証材料にならない日もある、という結果でした。ただし別のことが分かっています。Amkorは売上・EPSともに予想を上回ったのに、株価はその日 -6.54%。しかもこの下げは決算発表の前、通常取引の時間に起きたもので、決算後の時間外は -0.35% とほぼ動いていません。決算の中身が良くても、その日の業界全体の流れには勝てないということです。型の検証本番は今週の大型テック決算(MSFT・META が7/29、AAPL・AMZN が7/30)になります。
主要指数
・S&P500 7,413.18(+1.20 / +0.02%) ・Nasdaq 24,932.08(-43.74 / -0.18%) ・NYダウ 52,210.08(+262.83 / +0.51%) ・ラッセル2000 2,948.03(+18.04 / +0.60%) ・VIX(恐怖指数) 18.67(+0.09 / +0.48%)
注目してほしいのは、中小型株を集めたラッセル2000(+0.60%)が主要4指数の中でいちばん強かったことです。中小型株には国内でビジネスをしている会社が多いので、燃料や原材料のコストが下がると効きやすい。原油が大きく下がった日の典型的な形です。
VIX(相場の不安の大きさを表す数字。高いほど怖がっている)は18.67で、ほぼ横ばい。指数もVIXも動かないと「膠着した退屈な日」に見えますが、今日はそうではなく「大きなプラスと大きなマイナスが同じ日に来て、たまたま釣り合った日」です。
なお、CNNのFear & Greed指数(市場の感情を0〜100で表す指標)は、公式ページにアクセスできず今日は数値を確認できませんでした。出来高と騰落銘柄数も同様に取得できていません。
相場を動かした3つのポイント
① メモリ株の「震源」が、2日で韓国から中国に移った
サンディスク(SanDisk / SNDK)が -11.02%。7/24の -10.79% と合わせて、**2営業日で約-20%**です。
今日の引き金は、中国のメモリ半導体メーカーが上海の株式市場に新規上場して大きな資金を集めた、という話でした。メモリを作る会社が資金を得れば、その先にあるのは生産設備の増強です。メモリの数が増えれば、メモリの値段は下がる。 値段が下がれば、今メモリを高く売っている会社の利益は減る。売られた理屈はここです。
半導体全体でもAMD -5.17%、NVIDIA -4.99%、TSMC -1.07%。フィラデルフィア半導体指数(SOX、半導体株をまとめた指数)は -2.23% との報道もありましたが、これは情報源が1つしか見つからず裏が取れていません。
→ 僕のルール:2日連続で同じ方向に動いて、しかも下げの理由が毎回違うときは、「個別の事件」ではなく「その業界の前提が変わりかけている」と仮置きする。ただし仮置きであって結論にはしない。1日目はたまたま、2日目は気になる、3日目は傾向。判定は明日する。
② 原油-8%が、ハイテク以外のほぼ全部を持ち上げた
米国とイランの攻撃が2日連続で止まり、WTI原油が 約$82.6〜82.7(前日比-8%超) まで急落しました。7/24の$89.31から見ると、1週間で1割近い下げです。
原油が安くなると、燃料や原材料を「払う側」の会社が得をします。実際に今日買われたのは、金融 +0.86%、ヘルスケア +0.70%、一般消費財 +0.60%、資本財 +0.40% と、ハイテク以外のほぼ全部でした。ダウが +0.51% と主要指数で唯一しっかり上がったのも、ダウにはこうした「昔からある大きな会社」が多く入っているからです。
ただし停戦といっても、和平が決まったわけではありません。イラン側は米海軍の海上封鎖を「戦争の拡大」とみなす声明を出していて、リスクはなくなったのではなく後退しただけです。
→ 僕のルール:原油みたいな「ほぼ全部の会社のコストに効く数字」が1週間で1割動いたときは、株価が動いた理由を個別のニュースで探す前に、まずコストの話で説明がつくかを先に確認する。個別ニュースを先に読むと、そのニュースで全部を説明したくなってしまうから。
③ この2つには何の関係もない。だから+0.02%になった
ここが今日の本題です。①と②の間に、因果関係はありません。中国のメモリ会社の上場と、中東の停戦。まったく別の話です。
その無関係な2つが、同じ日に、逆向きに来た。結果としてS&P500は +1.20ポイント(+0.02%)。数字だけ見れば「何も起きていない日」に見えます。
でも中身では、AppleがNVIDIAを抜いて時価総額1位になっています。AAPL +1.17%($336.91)、NVDA -4.99%($196.51)。指数がほぼ動かない日に、世界最大の企業が入れ替わった。
→ 僕のルール:指数の変化率が±0.1%以内の日は、「動かなかった」ではなく「打ち消し合った可能性」を先に疑う。確認手順は決めていて、セクターの表を開いて、プラス最大とマイナス最大の差を見ます。今日は情報技術 -1.44% と金融 +0.86% で、差は2.3ポイントありました。この幅があるなら、それは静かな日ではありません。
セクターの強弱——「何が買われて、何が売られたか」
今日確認できたセクターは6つだけでした。まずそのまま並べます。
・金融 +0.86% ・ヘルスケア +0.70% ・一般消費財 +0.60% ・エネルギー +0.40% ・資本財 +0.40% ・情報技術 -1.44%
通信サービス・生活必需品・公益・素材・不動産の5セクターは、7/27の終値だと確認できるデータが見つからず取得できていません(7/28の日中の数字と混ざっている可能性があったので採用しませんでした)。
構図は明快で、ハイテクだけが売られ、それ以外は全部買われた日です。
ひとつ引っかかっているのは、原油が-8%も下がったのにエネルギーセクターが+0.40%とプラスだったことです。普通は逆になります。石油を精製する会社は原料が安くなると儲かる、という説明も立ちますし、この数字自体が1つのソースからしか取れていないので誤りの可能性もあります。どちらか決められないので、今日は保留にしておきます。
Mag7(超大型テック7社)の動き
・GOOGL(Alphabet) +2.13% ・MSFT(Microsoft) +1.94% ・AAPL(Apple) +1.17% ・META -0.22% ・AMZN(Amazon) -0.31% ・TSLA(Tesla) -1.22% ・NVDA(NVIDIA) -4.99%
7社中3社がプラスです。そして下げの大きさは、ほぼNVIDIA1社に集中しています。
ここを「ハイテクが売られた」とまとめてしまうと、+2.13%のGoogleと-4.99%のNVIDIAが同じ箱に入ってしまいます。今日売られたのはAIの半導体であって、ハイテク全体ではありません。ソフトウェア寄りの大型テックはむしろ買われています。
個別株で目立った動き
急落した銘柄
- SanDisk(SNDK) -11.02% — 中国メモリ企業の上海IPO
- AMD -5.17% — 半導体全体の売り
- NVIDIA(NVDA) -4.99% — 中国製の半導体製造装置が量産されるかもしれないという観測
今日の決算
| 企業 | 数字 | 株価の反応 | |---|---|---| | Amkor | EPS $0.70(予想$0.49)、売上$1.90B(予想$1.85B)と両方Beat | 通常取引 -6.54%/決算後の時間外 -0.35% | | Cadence | EPS $2.11(予想$2.10)。売上$1.584B は予想$1.608B に届かず。通期見通しは引き上げ | +3.79% |
面白いのは、Amkorの「時間の順番」です。売上もEPSも予想を上回った会社が、その日 -6.54% 下げている。ただしこの下げは決算発表の前、通常取引の時間に起きたものでした。決算が出たあとの時間外は -0.35% で、ほとんど動いていません。
つまりAmkorは「決算で売られた」のではなく、決算が出る前に、半導体全体の売りに巻き込まれて下げた。良い決算を出しても、その日に業界全体が売られていれば、株価はそちらに引っ張られるということです。
一方のCadenceは、売上が予想に届かなかったのに +3.79%。通期の見通しを引き上げたことが効いています(※Cadenceの売上予想額はソースによって$1.58B前後とする集計もあり、Beat / Missの判定自体が割れています)。
決算の日は「数字が良かったか」だけでなく、いつ発表されたか・その日の業界がどっちを向いていたかまで見ないと、株価の動きを取り違えます。今日の自分は最初、Amkorの-6%を決算のせいだと思い込みかけました。
なお、D-Wave Quantumの急騰やSK Hynixの下落、SpaceXの安値更新といった話も出ていましたが、情報源が1つしかなく裏が取れなかったので、数字は載せません。
マクロ環境(大きな経済の流れ)
・米10年債利回り 4.63〜4.65%(前日比-0.02〜-0.04ポイント) ・ドル円 163.57(-0.13%) ・ドル指数(DXY) 101.18〜101.3(-0.28%) ・WTI原油 約$82.6〜82.7(-8%超) ・金(ゴールド) $4,081.37(+0.28%)
2年債利回りと、2年債と10年債の差(イールドカーブの傾き)は、今日はきちんと確認できるデータが取れなかったので載せません。
ひとつだけ「あれ?」となったのは、停戦の話が出ているのに金(安全資産の代表)が+0.28%と上がったことです。ただしこの日はドルが -0.28% 安くなっているので、ドルで測った金の値段が少し上がるのは自然な話。誤差の範囲だと思っています。
経済指標:6月の耐久財受注(速報)
・総合 +0.3%(予想 +1.7%〜+2.5%) ・除く輸送機器 +0.6%(予想 +0.8%) ・コア資本財受注 +0.9%(予想 +0.8%) ・前回 -4.0%(当初の-4.5%から上方に改定)
耐久財受注とは「長く使うモノ(機械・自動車・航空機など)の注文がどれくらい入ったか」を表す指標です。
見出しの数字(+0.3%)だけ見ると、予想を大きく下回った大惨事に見えます。でも中身を開けると話が違います。総合を押し下げたのは輸送機器 -0.2%(自動車・部品 -0.6%、民間航空機は+3.7%)で、会社が機械や設備をどれだけ買ったかを表すコア資本財受注は+0.9%と予想を上回っています。しかも前月の数字は -4.5% から -4.0% へ上方に直されました。
これ、7/22のAlphabetの決算と同じ形です。全体の数字と中身の数字が逆を向くケースが、7営業日で2回目。
FOMC(7/29)について:金利を据え置く確率を調べたところ、ソースによって63.5%〜97.4%とバラバラでした。公式のデータには今日は到達できていません。ただ、これだけ幅があるということ自体が、「市場もまだ決めかねている」という事実を表しています。
テクニカルで見る今の位置
TradingViewの実測データから、今の立ち位置を整理します。
・SPY(S&P500) $739.09 RSI 45.38(中立)、MACDはシグナルの下=弱め ・QQQ(Nasdaq100) $682.12 RSI 38.60(中立の下限)、MACD -7.30 でシグナル-3.64の下 ・AAPL $336.91 RSI 67.29(やや買われ気味)、MACDはシグナルの上=7銘柄で唯一の強気 ・NVDA $196.51 RSI 42.45 ・SNDK $1,278.23 RSI 38.26(中立の下限)
RSI(買われすぎ・売られすぎを0〜100で表す数字。70超で買われすぎ、30割れで売られすぎ)の並び方が、そのまま今日の構図になっています。QQQ(38.60)がSPY(45.38)より明確に弱く、AAPLだけが67.29で強い。指数はフラットなのに、テクニカルの数字は上下にきれいに開いています。
なお、ボリンジャーバンドと移動平均線からの乖離率は、今日は使いません。SPYが「短期の移動平均線より+8.96%上」なのに「バンドの下限に接近」という、内部で矛盾した数字が返ってきたからです。数字が自分の中で矛盾したときは、その指標ごと捨てることにしています。片方だけ都合よく採用すると、あとで検証できなくなるので。
※テクニカル分析はTradingViewのリアルタイムデータに基づく。投資判断は自己責任で。
全体像:関係のない2つが同じ日に来ると、指数はゼロになる
今日の相場は、性質のまったく違う2つの材料が、同じ日に、逆向きに効いた日でした。
マクロ側では、米イランの攻撃停止が2日続いて原油が-8%超まで下がり、金融・ヘルスケア・一般消費財といった「コストを払う側」の会社が買われました。ダウ+0.51%、ラッセル2000+0.60%はこの流れです。産業構造の側では、中国メモリ企業の上海IPOが引き金になって、SanDisk -11.02%を先頭に半導体が売られました。情報技術セクター-1.44%、ナスダック-0.18%はこちらです。
この2つに因果関係はありません。だからS&P500は+0.02%になった。指数のゼロは「何も起きなかった」の記号ではなく、「打ち消し合った」の記号でもある——今日はその後者でした。証拠に、指数がほぼ動かなかった同じ日に、AppleがNVIDIAを抜いて時価総額1位になっています。
こういう相場で僕が意識しているのは、指数が動かなかった日ほど、セクターの表を開く時間を長く取ることです。大きく動いた日は理由がニュースになるので誰でも追えます。でも動かなかった日は誰も解説してくれない。そして中身の入れ替わりは、たいていそういう日に静かに進んでいます。
今日の迷い・判断メモ
迷ったポイント: SanDiskが2日で-20%まで来て、「さすがに売られすぎでは」と一瞬思いました。RSIも38.26まで下がっていて、教科書的には売られすぎの入口に見えました。
結局どう考えたか: 手を出さないことにしました。理由は「下げの理由が2日とも違う」から。1日目は韓国、2日目は中国。理由が入れ替わりながら下げ続けるものは、どこで止まるかを自分では判断できない。売られすぎかどうかは値幅ではなく、「下げる理由が尽きたか」で決まると考えているので、理由が毎日補充されている状態では判断材料がありません。
後から振り返って: 現時点では判断は維持します。ただし、「RSI 38は売られすぎ」と一瞬でも思った自分は記録しておきます。RSI 38は中立の下限であって、売られすぎ(30以下)ではありません。買いたい方向に数字を丸めかけていました。これは自分の癖として覚えておきたい。
自分なら何を確認してから動くか
- SanDisk・Micronは、7/28の「理由」を先に確認する。 値幅ではなく、3日連続で毎回違う理由が出てくるかどうかを見る。理由が新しく出てこなくなったら、そこが売り材料の出尽くしになる
- 今日買われた金融・ヘルスケアが、7/29のFOMC後にどう動くかを見る。 原油安が理由で買われたのなら、金利の話では大きく動かないはず。もし動いたら、買われた理由についての自分の読みが違っていたことになる
- 大型テック決算(7/29〜30)は、EPSと売上を見る前に「設備投資をいくらにすると言ったか」を先に見る。 TSMC(7/16)・Intel(7/24)で2回続いた型が3回目になるかの確認なので、見る順番を変えないようにする。あわせて、株価が動いた時間が決算の前か後かも確認する(今日のAmkorで取り違えかけたので)
明日の観測ポイント
① 仮説: 7/24(韓国発)と7/27(中国発)で震源が違うのに同じ方向・同規模で売られたのは、個社のイベントではなくメモリ供給の前提が変わりつつあるサインである トリガー: 7/28もSNDK・MUがともに陰線 → 3営業日続落。構造の話として確定 無効条件: 7/28にSNDK・MUがともに反発 → 「震源の違う材料が2日連続でたまたま重なった」に留まる → 僕のルール:1日目はたまたま、2日目は気になる、3日目は傾向。今日は2日目なので結論を出さない。ただし明日は必ず判定する
② 仮説: FOMC(7/29)の据え置き確率が63.5〜97.4%と幅がある=市場が決めかねている。今日「原油安」を理由に買われた金融(+0.86%)は、FOMC後に理由が入れ替わるため反応が割れる トリガー: FOMC翌日に金融セクターが±1%以上動く → 今日の買いは実は「金利観」で入っていた 無効条件: 金融がほぼ横ばい → 今日の買いは純粋にコスト要因だった → 僕のルール:同じセクターが2つの別の理由で買われうるときは、イベントで「どちらの理由だったか」が分かる。答え合わせの場所として見る
③ 仮説: 「決算Beat+設備投資引き上げ=株価下落」の型が、今週の大型テック決算で3回目になる トリガー: MSFT/META(7/29)、AAPL/AMZN(7/30)のいずれかで「Beat+設備投資引き上げ」→ 下落 → 型として確定 無効条件: 「Beat+設備投資引き上げ」で上昇する銘柄が出る → TSMC・Intel固有の事情だった → 僕のルール:同じ型が2回続いたら仮ルールにする。3回目で検証して、通ればルールに昇格させる。今はTSMCとIntelで2回目のまま
今週の主な予定
| 日付 | 内容 | |---|---| | 7/28(火) | 消費者信頼感指数、FOMC会合初日 | | 7/29(水) | FOMC政策金利発表+議長会見、Microsoft・Meta決算 | | 7/30(木) | 英中央銀行(BOE)決定、米GDP速報(Q2)、コアPCE物価指数(予想 前月比+0.1%/前回+0.3%)、Apple・Amazon決算 | | 7/31(金) | 日銀金融政策決定会合、東京都区部コアCPI |
明日この仮説がどうなったか、また振り返ります。気になることがあればコメントで教えてください。
今日の3語メモ
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「打ち消しゼロ」:S&P500 +0.02%は「動かなかった」ではなく、原油-8%と半導体-11%が逆向きに同じ日に来て相殺された結果。指数の変化率がゼロに近い日ほど、セクターの表を開く価値がある
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「震源の移動」:メモリ株の下げは7/24が韓国発、7/27が中国発。理由が入れ替わりながら同じ方向に下げ続けるのは、個別の事件ではなく前提が変わりかけているサイン。ただし判定は3日目まで待つ
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「見出しMiss・中身Beat」:6月の耐久財受注は総合+0.3%で予想を大きく下回ったが、コア資本財受注は+0.9%で予想超え。全体の数字だけ見て「設備投資が失速した」と判断すると、中身とは逆を読むことになる
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この記事はjiyon(@jiyon_kizuku)の相場振り返りシリーズです。 投資判断は自己責任でお願いします。データは2026年7月27日時点のものです。
