SUNAO Labs / ← AI実践ガイド一覧
AI活用を、まず1時間で動かす

Codexの始め方
開発経験が浅くても使える実践ガイド

Codexは、コードを書く・読む・直す・レビューする作業を手伝ってくれるOpenAIのコーディングエージェントです。 この資料では、Hiroの目線で「どの入口から始めるか」「最初に何を頼むか」「怖い変更を避けるにはどうするか」までを一気に整理します。

作成日: 2026-05-31 / 参照: OpenAI公式 Codex Docs・Help Center

対象AIで制作・開発を進めたい人
おすすめ入口迷ったらCodex appから
最初の依頼「このプロジェクトを説明して」
安全策Gitチェックポイントを作る
OVERVIEW

Codexは「コード作業を一緒に進めるAI」

ChatGPTが相談相手だとしたら、Codexは作業フォルダに入って、ファイルを読み、必要なら編集し、コマンドやテストまで回す相棒です。 OpenAI公式では、コード作成、既存コードの理解、レビュー、デバッグ、反復作業の自動化に使えると説明されています。

読ませる

既存プロジェクトの構造、重要ファイル、処理の流れを説明してもらう。初見のコードベースに強い入口です。

作らせる

HTML資料、LP、スクリプト、UI、テストなどを、既存ルールに合わせて生成・編集してもらう。

直させる

エラーの原因調査、バグ修正、表示崩れ対応、レビュー指摘の反映を小さな差分で進める。

FIRST OBSTACLES

初心者が最初につまずく本質は4つ

Codexで詰まる原因は、AIの性能というより「入口の選び方」「Git」「権限」「検証条件」にあります。 ここを先に押さえると、最初の体験がかなりラクになります。

1

チャットAIとして使ってしまう

Codexは返答だけでなく、リポジトリを読み、ファイルを書き換え、コマンドを実行し、テストまで回せる作業者です。

2

入口の違いが分からない

App、IDE拡張、CLI、Cloudで向き不向きが違います。最初はAppかIDE拡張から始めると、環境トラブルを切り分けやすいです。

3

権限とネットワークで止まる

Codexは安全のため、作業範囲や外部アクセスが制限されます。止まったときは「能力不足」ではなく「承認待ち」や「ネットワーク制限」も疑います。

4

依頼文に完了条件がない

「いい感じに直して」ではなく、目的、対象、制約、完了条件、検証方法まで渡すと、Codexが推測で暴れにくくなります。

G

Gitを後回しにする

Codexが変更したあとに戻せないと怖さが残ります。作業前後のgit statusgit diffは最初に覚える操作です。

A

毎回同じ指示を書く

プロジェクトのルールはAGENTS.mdに保存できます。起動方法、禁止事項、完了条件を入れておくと再現性が上がります。

KEYWORDS

Codexでよく出るキーワード

最初は用語で止まりがちです。ここでは「それが何か」より先に、「Codexへ頼むときにどう効くか」で整理します。

レポジトリー

プロジェクト一式の置き場です。コード、資料、画像、設定、履歴をまとめて管理します。Codexに頼むときは「どのレポジトリーで作業するか」を明確にします。

パス

ファイルやフォルダの住所です。例: output/Hiro/exports/...。Codexには「このパスを編集して」「このパスは触らないで」と伝えると安全です。

コンテキスト

Codexが判断に使う材料です。関連ファイル、エラー文、スクショ、仕様、Design.md、AGENTS.mdなどを渡すほど、推測が減ります。

サブエージェント

大きい作業を分担させるための専門担当です。調査、実装、レビューなどを並行・分業できます。ただし同じファイルを同時に触らせると衝突しやすいです。

AGENTS.md

Codexへのプロジェクト内ルールです。ユーザーが書いた「Agent.md」は、Codex文脈では基本的にAGENTS.mdとして扱うと理解すればOKです。

DESIGN.md

デザインのルールブックです。SUNAOではペルソナごとにあり、HiroならHiro/DESIGN.mdを読ませてから資料やLPを作ります。

カラーパレット

使ってよい色のセットです。Hiro資料ではBrand Blue #2563EB、Emerald #10B981、Ice Blue #F0F4FAを軸にします。

トンマナ

トーン&マナーの略です。Hiroでは「テック感 × 親しみやすさ」「先生ではなく仲間目線」「ステップで再現性を出す」が基準です。

スキル

特定作業の手順書です。画像生成、資料作成、ブラウザ確認など、毎回同じ品質で進めたい作業を型にできます。

image gen

画像生成・編集のスキルです。アイキャッチ、図解、サムネイル、モック画像が必要なときに使います。HiroではDESIGN.mdの色とトンマナを先に渡します。

ブラウザ操作

ローカルページやWebアプリを実際に開いて、表示崩れ、クリック、入力、スクショを確認する作業です。Web制作では「作ったあとに見る」までがセットです。

Computer Use

ブラウザやデスクトップアプリを視覚的に操作する機能です。影響範囲が広いので、ログイン、送信、削除、購入などは人間の確認を挟みます。

PROJECT STRUCTURE

Codexが迷わないフォルダー構成

Codex向けに特別な魔法の構成があるわけではありません。大事なのは、人間にもCodexにも入口が分かること。 ルートを見れば起動・テスト・ルールが分かり、アプリ本体、ドキュメント、テスト、スクリプト、生成物が分かれている構成が強いです。

ルートで入口を示す

AGENTS.mdREADME.mdpackage.json.env.exampleを置き、起動方法とルールがすぐ分かる状態にします。

役割ごとに分ける

src/tests/docs/scripts/public/.github/のように棚を分けます。

説明ファイルを置く

構成だけ整えても、意図がなければ迷います。フォルダーの役割はAGENTS.mdREADME.mdに短く書きます。

初心者向けCodexスターター構成

基本形
codex-starter/
├─ AGENTS.md
├─ README.md
├─ package.json
├─ tsconfig.json
├─ .gitignore
├─ .env.example
├─ docs/
│  ├─ setup.md
│  ├─ architecture.md
│  └─ coding-rules.md
├─ src/
│  ├─ app/
│  ├─ components/
│  │  ├─ ui/
│  │  └─ layout/
│  ├─ features/
│  ├─ lib/
│  ├─ hooks/
│  ├─ types/
│  └─ styles/
├─ tests/
│  ├─ unit/
│  └─ e2e/
├─ scripts/
├─ public/
└─ .github/
   ├─ workflows/
   └─ pull_request_template.md

Webアプリならsrc/に集める

Next.jsでも、アプリ本体をsrc/appsrc/pagesへ置く構成が案内されています。 public/package.json、設定ファイル、.env.*はルートに残すのが基本です。

features/で探索範囲を狭める

機能が増えたらsrc/features/auth/src/features/articles/のように分けます。 Codexに「記事機能だけ見て」と頼みやすくなり、誤修正が減ります。

SMALL

小規模

src/appcomponentslibtestsdocsで十分。

GROWING

中規模

機能が3つ以上になったらfeatures/を追加し、設計判断はdocs/decisions/へ。

TEAM

チーム・案件

.github/、PRテンプレ、CODEOWNERS、機密情報ルールを整える。

記事・Webライター向け

content/briefs/research/templates/prompts/assets/exports/に分けると、下書き・リサーチ・出力を管理しやすくなります。

教材・講座制作向け

curriculum/lessons/handouts/quizzes/assignments/rubrics/に分けると、問題・解答・採点基準を個別に頼めます。

モノレポ向け

apps/webapps/adminapps/apipackages/uiのように分け、必要なら下位ディレクトリにもAGENTS.mdを置きます。

NG構成は、final.tsxfinal_new.tsxmemo2.mdold/new/のように役割が読めない名前が増えること。Codexは賢いですが、ラベル付きの棚のほうが圧倒的に探しやすいです。

フォルダー構成を分析させる

まだ変更しない
このリポジトリのフォルダー構成を分析して。

以下を出して。
1. 現在の主要フォルダーと役割
2. Codexが作業するときに迷いやすい点
3. 初心者が理解しにくい点
4. 変更せずに改善できるドキュメント案
5. 実際にフォルダー移動するなら、安全な段階的リファクタ案

まだファイルは変更しないで。

構成改善の相談

段階的に
Codexが作業しやすく、初心者にも分かりやすいフォルダー構成に改善したい。

制約:
- まだファイル移動はしない
- 既存のimport pathが壊れないようにする
- 変更案は段階的に出す
- まず現状分析、次に理想構成、最後に移行手順を出す

出力:
1. 現状の問題点
2. おすすめ構成
3. 移行ステップ
4. リスク
5. 移行後に実行すべきテスト
CHOOSE

4つの入口から、今の作業に合うものを選ぶ

Codexはアプリ、IDE拡張、CLI、Cloudから使えます。最初から全部を覚える必要はありません。 迷ったら「Codex app」、普段エディタで作業する人は「IDE拡張」、ターミナルに慣れている人は「CLI」が始めやすいです。

開発者向け

IDE extension

VS Code、Cursor、Windsurfなどのエディタ内でCodexを使う入口。開いているファイルや選択範囲を文脈にできます。

向いている人: ふだんエディタで実装している人。

速い運用向け

Codex CLI

ターミナルでcodexを起動して使う入口。ローカルのディレクトリで読み取り、編集、コマンド実行ができます。

向いている人: Gitやターミナル操作に慣れている人。

並列作業向け

Codex Cloud

ブラウザからクラウド上の環境にタスクを任せる入口。GitHubリポジトリ接続後、差分をレビューしてPR作成まで進められます。

向いている人: 外出先でも依頼したい人、複数タスクを並行させたい人。

Hiro式

おすすめ順

最初はCodex appで感覚を掴み、慣れてきたらIDEまたはCLIへ。GitHubで管理する案件はCloudも使う、が現実的です。

注意

料金・上限は変わる

CodexはChatGPT各プランに含まれますが、利用上限はプランやタスクの重さで変わります。正式な条件は常に公式ページで確認します。

SETUP

初回セットアップは「ログイン、フォルダ選択、最初の質問」

初回で大事なのは、いきなり大きな改修を頼まないこと。まずは説明と小さな確認から始めると、Codexの動き方を理解しやすくなります。

1

Codex appを入れる

macOSまたはWindowsなら、公式Quickstartからアプリをダウンロードします。インストール後、ChatGPTアカウントまたはOpenAI APIキーでサインインします。

Hiro式では、最初はChatGPTアカウントでのサインインを推奨。APIキー運用は慣れてからでOKです。
2

作業フォルダを選ぶ

Codexに触ってほしいプロジェクトフォルダを選びます。HTML資料なら資料フォルダ、Webサイトならそのリポジトリを選びます。

最初は壊れても戻せる練習用フォルダで試すと安心です。
3

プロジェクトを説明させる

最初の依頼は「作って」ではなく「読んで説明して」。Codexがどこまで見えているかを確認してから、次の依頼に進みます。

このプロジェクトの目的、主要フォルダ、起動方法、編集時に注意するルールを初心者向けに説明して。
4

小さな変更を依頼する

見出し修正、テキスト追加、1コンポーネント変更など、差分がレビューしやすい依頼から始めます。

トップページのCTA文言だけを改善して。
既存デザインに合わせ、変更ファイルと理由を最後にまとめて。
5

検証まで頼む

Codexは結果を作るだけでなく、テストや表示確認まで任せると価値が出ます。依頼文に検証条件を入れます。

実装後にビルドまたは表示確認をして。
失敗した場合は原因と未完了事項を教えて。
LOGIN

ChatGPTログインとAPIキーは使い分ける

Codexは、ChatGPTアカウントでサインインする方法と、OpenAI APIキーで使う方法があります。 初心者はまずChatGPTログインで始め、CI/CDや自動化など明確な理由が出てきたらAPIキー運用を検討するのが安全です。

ChatGPTログイン

Codex app、IDE拡張、CLIで使いやすい入口です。Codex Cloudを使う場合もChatGPTログインとGitHub接続が前提になります。

APIキー

OpenAI Platform側の従量課金として扱います。自動化やCI/CDでは便利ですが、キー管理とコスト管理を自分で行います。

ログイン情報の扱い

Codexは認証情報をローカルにキャッシュします。~/.codex/auth.jsonはアクセストークンを含む可能性があるため、共有・添付・コミットは禁止です。

リモート環境やブラウザを開けない環境では、codex login --device-auth のようなdevice code認証が役立つ場合があります。
CLI QUICK START

CLIで始める場合の最短手順

ターミナルに慣れている人はCLIも便利です。公式Quickstartでは、macOS / Linuxはスタンドアロンインストーラ、npm、Homebrewが案内されています。

macOS / Linux

curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh
codex

npmまたはHomebrew

npm install -g @openai/codex

# または
brew install --cask codex

初回起動時にChatGPTアカウントまたはAPIキーでサインインします。Windowsは公式QuickstartにPowerShell用コマンドが掲載されています。

Windowsの場合

powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex"

Node、Python、Docker、bash前提の教材やOSSを扱うなら、WSL2 + VS Code Remote WSLも候補です。

必ずプロジェクトルートで起動

cd ~/code/my-project
codex

ホームディレクトリなど広すぎる場所で起動すると、Codexが見る範囲が曖昧になります。

起動できないときは、ターミナル再起動、codex login status、PATH、WindowsならPowerShell/WSL2/企業PCポリシーを順に確認します。
GIT / GITHUB

Codexを安心して使うためのGitとGitHub

Codexはファイルを編集できるので、GitとGitHubをセットで知っておくと一気に使いやすくなります。 Gitは手元の変更履歴、GitHubはその履歴をオンラインで共有・レビューする場所、と捉えるとわかりやすいです。

Git

Gitは「戻せる履歴」

どのファイルを変えたか、いつ保存点を作ったかを管理する仕組みです。 Codexに作業を頼む前後で状態を確認しておくと、失敗しても差分を見て戻せます。

GH

GitHubは「共有とレビューの場所」

Gitの履歴をオンラインに置き、別PC・チーム・Codex Cloudから扱えるようにします。 Pull Requestを使うと、変更内容を確認してから本番側に取り込めます。

LOCAL

手元で作る

Codex app / CLI / IDEでファイルを編集する。

GIT

差分を確認する

git statusgit diffで何が変わったか見る。

GITHUB

共有・PR化する

必要ならGitHubへpushし、Pull Requestでレビューする。

1

Codexに頼む前に状態を見る

作業前に、すでに変更中のファイルがないか確認します。ここで出てくる変更は、自分や他のAIが先に触った可能性があります。

git status
2

変更後に差分を見る

Codexが編集したあと、どこが変わったかを確認します。見慣れない変更があれば、その場でCodexに理由を聞きます。

git diff
3

保存点を作る

内容に納得できたら、コミットとして保存します。コミットメッセージは「何をしたか」が後でわかる言葉にします。

git add output/Hiro/exports/codex-getting-started-guide-20260531.html
git commit -m "Add Hiro Codex getting started guide"
4

GitHubへ共有する

チームで見たい、別PCで作業したい、Codex Cloudを使いたい場合はGitHubにpushします。Codex CloudはGitHubリポジトリ接続が前提です。

git push origin ブランチ名

最低限の用語

repository: プロジェクト置き場。
commit: 変更の保存点。
branch: 本線から分けた作業場所。
Pull Request: 変更をレビューして取り込む依頼。

Codexに頼むと便利なこと

「今の差分を初心者向けに説明して」「コミットメッセージ案を3つ出して」「PR本文を作って」と頼むと、Git操作の学習にもなります。

やらないほうがいいこと

意味がわからないままgit reset --hardや強制pushをしないこと。戻せない・他人の変更を消す可能性がある操作は必ず確認します。

AGENTS.md

毎回同じ指示はAGENTS.mdに保存する

AGENTS.mdは、Codexにプロジェクト固有のルールを渡すための説明書です。 起動方法、テスト方法、禁止事項、完了条件を書いておくと、毎回プロンプトに同じ注意を書かなくて済みます。 ファイル名はAgent.mdではなく、基本は複数形・大文字のAGENTS.mdです。

入れるとよい内容

プロジェクト概要、主要ディレクトリ、開発サーバー起動コマンド、テスト・lint・型チェック、触ってはいけないファイル、PR前の確認事項。 特にsrc/docs/tests/scripts/output/の役割を書くとCodexが迷いにくくなります。

書きすぎない

長く曖昧なルールより、短く正確なルールが効きます。最初は1画面で読める量から始め、運用しながら更新します。

最小のAGENTS.md例

コピペして調整
# AGENTS.md

## Project overview
このリポジトリはHiro向けの制作物を管理するプロジェクトです。

## Commands
- 開発サーバー: npm run dev
- テスト: npm test
- lint: npm run lint

## Rules
- 新しい依存パッケージを追加する前に確認する。
- .env、秘密鍵、顧客情報を読まない・変更しない。
- UI変更は既存デザインに合わせる。
- 大きな変更は先に計画を出す。

## Done when
- 関連チェックが通る。
- 変更内容と確認結果を最後に要約する。

Codexへの作成依頼

安全な頼み方
このリポジトリ用のAGENTS.mdを作りたい。
まず現在のプロジェクト構成、package.jsonのscripts、テスト・lint・型チェック方法を調べて、
初心者にも保守しやすい短いAGENTS.md案を作って。
まだファイルは作成せず、内容案だけ提示して。
DESIGN SYSTEM

Design.mdは見た目の判断基準

HTML資料、LP、図解、サムネイルを作るときは、先にDESIGN.mdを読ませます。 「青っぽく」ではなく、色・余白・文字サイズ・トンマナを明文化しておくことで、出力が安定します。

INPUT

DESIGN.mdを読む

ペルソナ、カラーパレット、タイポグラフィ、Do/Don'tを確認する。

BUILD

トンマナに合わせる

Hiroならクリーン、実践的、ステップ型、仲間目線に寄せる。

CHECK

ブラウザで確認する

モバイル幅、文字のはみ出し、色の一貫性、リンクを確認する。

Design.mdを使う依頼文

Hiro制作向け
Hiro/DESIGN.mdを読んでから、HTML資料を作成して。
カラーパレット、タイポグラフィ、トンマナ、Do/Don'tを守って。
特にBrand Blue、Emerald、Ice Blueを使い、ステップ型で読みやすくして。
実装後はブラウザでモバイル幅も確認して。
WORKFLOW

いきなり完成品を頼まず、3段階で進める

Codexは「何を作るか」だけでなく、「どう確認するか」まで渡すと精度が上がります。Hiro資料づくりではこの流れが使いやすいです。

STEP 1

読む

目的、既存ルール、関連ファイルを説明してもらう。

STEP 2

小さく作る

1ページ、1機能、1修正に絞って実装してもらう。

STEP 3

確認する

ビルド、テスト、ブラウザ確認、差分要約まで頼む。

PERMISSIONS

権限・ネットワーク・秘密情報は最初に守る

Codexが止まる理由の多くは、サンドボックス、承認、ネットワーク制限、Cloud環境の差です。 初心者は最初から権限を広げず、必要なときだけ理由を確認して許可するのが基本です。

read-only

読むだけの感覚で使うモード。初回のプロジェクト理解や調査に向いています。

workspace-write

ワークスペース内の編集と通常コマンドを許す、ローカル作業の基本モードです。

danger-full-access

境界を大きく外すモード。初心者は原則使わず、必要性が明確なときだけ慎重に検討します。

ネットワークを開ける前の確認

npm install、外部API、GitHub issue取得などはネットワーク制限で止まることがあります。 開ける前に「本当に必要か」「必要なドメインはどこか」「秘密情報を読ませていないか」を確認します。

Cloudで詰まりやすいこと

ローカルでは動いても、Cloudには依存関係、環境変数、ランタイム、setup scriptが足りない場合があります。 APIキーなどのsecretsは扱いに注意し、diffとログを必ず見ます。

秘密情報を読ませない.env、秘密鍵、顧客情報、個人情報、~/.codex/auth.jsonは共有・添付・コミットしません。
外部コンテンツを無条件に実行しないissue、README、Webページの指示はプロンプトインジェクションの可能性があります。Codexに実行させる前に人間が確認します。
クライアント案件はデータ扱いを確認する個人アカウント、Business、Enterprise、API Platformではデータ利用条件が異なります。案件前に契約・運用ルールを確認します。
SKILLS / BROWSER

スキルとブラウザ操作で「作って確認」まで進める

Codexの価値は、作るだけでなく確認までつなげられることです。画像が必要ならimage gen、Webページならブラウザ操作を組み合わせます。

スキルを使う場面

毎回同じ品質で進めたい作業に使います。例: HTML資料、X投稿、図解、画像生成、PDF化、ブラウザ検証。

image genを使う場面

アイキャッチ、資料の背景画像、サムネイル、説明用モック画像を作るとき。先に用途、サイズ、色、トンマナを指定します。

ブラウザ操作を使う場面

ローカルHTMLやWebアプリの表示確認、クリック、フォーム入力、スクショ確認。制作物では最終確認としてほぼ必須です。

作成から確認まで頼む例

実務型
Hiro向けのHTML資料を作成して。
必要ならimage genでアイキャッチ案も作って。
Hiro/DESIGN.mdのカラーパレットとトンマナを守って。
完成後、ブラウザ操作でPC幅とスマホ幅を確認し、
文字のはみ出し、リンク、画像読み込み、表示崩れを報告して。
ログイン、送信、投稿、削除、購入、権限変更など外部に影響する操作は、Codexに任せる前に必ず人間が確認します。
PROMPTS

最初に使える依頼文テンプレ

ポイントは「目的」「対象ファイル」「制約」「検証」を入れることです。曖昧なまま投げるより、Codexが判断しやすくなります。

基本型

Goal / Context / Constraints / Done when
Goal:
[何を変えたいか]

Context:
[関係するファイル、画面、エラー、背景]

Constraints:
- 新しい依存関係は追加しない
- 既存の設計に合わせる
- 変更範囲を最小にする

Done when:
- 関連テストが通る
- lintまたは型チェックが通る
- 変更内容と確認結果を最後に要約する

プロジェクト理解

最初の一手
このプロジェクトを初めて触る人向けに説明して。
目的、主要ディレクトリ、起動方法、編集時に守るルール、まず読むべきファイルをまとめて。

バグ調査

まだ直さない
次の不具合を調査して。
まだ修正せず、原因候補と確認手順を先に出して。

症状:
[ここに症状]

再現手順:
[ここに手順]

期待する動作:
[ここに期待動作]

実際の動作:
[ここに実際の動作]

HTML資料作成

Hiro向け
Hiro向けのHTML資料を作成して。
対象読者はAI活用を始めたい初心者。
デザインはHiro/DESIGN.mdに合わせ、ステップ形式で読みやすく。
成果物は output/Hiro/exports/ に保存して。

安全な修正

小さく頼む
以下の問題を最小差分で修正して。
関連ファイルを読んでから実装し、不要なリファクタはしないで。
最後に変更点、確認コマンド、残ったリスクをまとめて。

レビュー依頼

事故防止
今の差分をコードレビューして。
バグ、表示崩れ、セキュリティ、テスト不足を優先して指摘して。
問題がなければ、残るリスクだけ短く教えて。
RULES

初心者が失敗しにくい運用ルール

Codexは便利ですが、ファイルを編集できるからこそ「戻せる状態」を作ってから使うのが大事です。

作業前にGitの状態を見るgit statusで未保存・未整理の変更がないか確認します。人の変更を巻き戻さないのが基本です。
大きな依頼は分割する「LP全部作って」より「構成案」「HTML実装」「表示確認」のように分けます。レビューもしやすくなります。
検証条件を先に渡す「ビルドが通る」「スマホ幅で崩れない」「リンクが押せる」など、成功条件を具体化します。
外部公開は自分で最終確認する投稿、送信、削除、デプロイ、本番反映は影響が大きいので、Codexに任せきらず確認してから実行します。
「なぜそうしたか」を聞く変更後に理由を説明させると、学習資料としても残せます。Hiroの発信ネタにも転用しやすいです。
FIRST HOUR

最初の1時間メニュー

この順番で進めると、Codexの感覚をつかみながら、怖さを小さくできます。

0-10分: 起動

Codex appまたはCLIを起動し、ChatGPTアカウントでサインイン。練習用フォルダを開く。

10-25分: 読ませる

「このプロジェクトを説明して」と頼む。返答の中で不明点を追加質問する。

25-45分: 小さく直す

見出し、文言、CSSの余白など、すぐ確認できる変更を1つだけ頼む。

45-55分: 確認

ビルド、表示確認、差分要約を依頼。何を確認したかまで記録してもらう。

55-60分: 型化

うまくいった依頼文を保存。次回からテンプレとして使う。

次回: 実案件へ

HTML資料、LP、ブログ下書き、社内マニュアルなど、Hiroの制作物に転用する。

FIRST WEEK

最初の1週間ロードマップ

1日で全部覚えようとしないこと。小さく触って、Gitで戻せる状態を作り、検証付きの依頼へ広げていきます。

1日目: 読ませる

Codex appまたはIDE拡張を入れ、サンプルリポジトリで「このプロジェクトを説明して」と聞く。まだ編集しない。

2日目: 小さく変える

READMEや文言など安全なファイルを少しだけ変更。git diffで差分を見る。

3日目: 検証する

軽微な修正を頼み、テスト・lint・型チェックを実行させる。結果を読んでcommitする。

4日目: AGENTS.md

起動方法、テスト方法、禁止事項、完了条件を短くまとめる。次回の作業が安定するか確認する。

5日目: Planを出させる

少し大きいタスクで、いきなり実装せず計画を先に出させる。人間がレビューしてから進める。

6-7日目: レビューとCloud

未コミット変更のレビュー、GitHub連携、Cloud環境、setup script、PR作成の流れを試す。